本庁舎案内

八代圏域1市1町の防災の要となる八代広域行政事務組合消防本部庁舎は、高速インターチェンジと港の工場地帯を結ぶ、交通の便の極めて良い道路に面しており、機能性に優れた、災害時の拠り所となる建物をめざして建設されました。

将来の官庁街の先駆けとなるであろうこの庁舎は、約8000平方米の敷地に、消防本部・消防署の組織をまとめ、担当エリアだけでなく、様々な地域と連携した業務の核となるよう、総面積4700平方米の中には、快適な執務や生活ができるような最新の設備が設けられています。

住宅地である周辺の環境に合わせ、高さを低く抑えた地上2階、地下1階の本棟には、体力練成室や議場などの広いスペースもあり、またその他に、訓練塔やプールなどの整った訓練施設も設置され、色々な活動の場ともなるよう考えられています。

隣には小学校もあり、歩行者の安全を図ったり、消防訓練風景を楽しく眺めることのできる都市公園として、市民の方々に親しめる施設となるよう配慮されています。


■ 位 置/熊本県八代市大村町970番地
■ 敷地面積/7,607㎡
■ 構 造/鉄骨造2階建(本社) 鉄筋コンクリート造5階建(主訓練塔) 鉄骨造平屋建(副訓練塔)
■ 工 期/平成5年10月21日着工 平成7年 3月30日竣工


1F

・開かれた消防をイメージして、2階部分を丸い柱のみで支え、車庫部分を含めて視線が抜け、道路から職員の訓練風景が一望できるようになっています。

・体力練成室の2階に設けられ、体力練成のためのトレーニングマシンを備え、プールサイドへの出入りもスムーズにできるようになっています。

・職員の体力維持のための施設で音楽隊の演奏訓練など幅広く活用できるようになっています。また、防火管理者講習会や応急手当普及指導等の各種講習会などに使用できるよう、空調設備や放送設備関係も完備しています。

2F

119番の受信から出場指令、現場への活動支援、統計処理まで情報の複雑な処理を迅速に行います。
また、庁舎見学者の方もエントランスホールから指令室をつぶさに見学できるようになっています。

訓練塔

消防の各種訓練のほか、次のような施設を設置しています。

1.スプリンクラー設備、連結送水管、救助袋、緩降機などの消防用設備を設置して、整備の作動状況及び原理等の学習ができるようになっています。
2.水圧式のシャッター及び放水訓練ドームを設け、一般者の訓練ができるようになっています。
3.消防隊員の訓練及び一般者の避難訓練や煙体験ができるように耐煙訓練室を設けています。

施設概要

地 下 1F
487.91㎡・・・体力練成室、トレーニングルーム、シャワー室、倉庫

地 上 1F
1,512.37㎡・・・車庫、倉庫

地 上 2F
2,356.46㎡・・・議場、消防長室、署長室、
消防本部事務室、通信指令室、消防署事務室、会議室、展示コーナー

延べ面積 計 4,356.74㎡

主訓練塔

1F 97.43㎡・・・耐煙、迷路訓練、ほふく救出訓練、放水ドーム、連結送水管、送水訓練
2F 93.28㎡・・・マンホール救出訓練
3F 25.34㎡・・・ロープ展張救出訓練、引き上げ救助、高所救助、障害突破、斜め救助訓練
4F 30.33㎡・・・梯子車架梯訓練、スプリンクラー放水訓練
5F 30.33㎡・・・梯子車架梯訓練、救助袋下降訓練、緩降器救出訓練

延べ面積 計 276.71㎡

副練塔

1F 50.54㎡

補助訓練塔

10㎡ 植栽工事

プール

25M 3コース 一部水深 3.2M
潜水訓練、水上における救助訓練

駐車場

外来者及び職員用 60台

設 備

・受変電設備(高圧)、自家発電設備(160KVA)、遠隔出動表示板
・監視カメラ(14台)、冷暖房空調設備、ちゅう房設備
・給排水設備、浄化槽設備(110人槽)、エレベーター設備
・浴場シャワー室、車両点検台、消毒室、ホース干し場
・移動式粉末消火設備、屋内消火栓設備、非常放送設備
・自動火災報知設備、誘導等、消火器、避雷設備

通信指令装置

気象観測装置一式